外壁塗装業者の提案する施工方法はいくつか種類があり、それぞれどのような特徴があるのかを把握しておくことで打ち合わせがスムーズに進む可能性があります。
そこで今回は、外壁塗装におけるカバー工法という施工法の特徴やメリット、発注の際の注意点を紹介します。
外壁の塗り替えをお考えの方はぜひ最後までご覧ください。
目次
外壁塗装のカバー工法とは?
外壁塗装のカバー工法とは、既存の外壁の上に新たに外壁材を取り付けていく方法です。
カバー工法のメリットは、建物の損傷個所をまとめて修繕できるところです。
建築後に何年も経過した建物は外壁の塗装が剥がれ始めたり、ヒビ割れなどの劣化が目立つようになります。
劣化を部分的・段階的に修繕していくよりも、まとめて修繕したほうが効率的です。
カバー工法によって、効率的に外壁の劣化をメンテナンスすることができます。
カバー工法で使われる塗料の種類
カバー工法の際は、チッソ系サイディングと金属系サイディングから塗料を選びます。
チッソ系サイディングはデザインが豊富で、今までとは違う外観に仕上げることができるというメリットがあります。
金属系サイディングは、断熱効果に優れたものが多く、省エネ効果を得られる効果もあるのです。
住宅は長期的に住んでいくものですから、色合いや素材だけではなく、機能にもこだわって修繕を考えると良いでしょう。
外壁塗装におけるカバー工法依頼時の注意点
効率的に外壁をメンテナンスできるカバー工法ですが、注意点もあります。
発注の前に一つずつ確認していきましょう。
注意点①古い建物は耐震性の調査が必要な場合も
カバー工法は既存の外壁の上に新たに外壁材を施工していくため、外壁の総重量が増加します。
そのため、施工前に家屋が地震の負荷に耐えられるかどうかの診断が必要な場合があります。
特に、古い建物の場合は骨組みから見直さなくてはいけない可能性もあるため、注意が必要です。
注意点②塗料のサンプルをよく確認してから依頼する
塗料を選ぶ際は施工業者にサンプルを提示してもらうようにしましょう。
カタログを見ただけで決めてしまうと、イメージとは違う仕上がりになることもあるため、しっかり確認しておくことが必要です。
その際には、外に出てサンプルを日光に当てて見てみることをおすすめします。
室内で見るよりも色合いや雰囲気が異なる場合が多いからです。
注意点③複数の業者に相見積もりをとってから発注先を絞る
カバー工法依頼の際は複数の施工業者を比較検討することも大切です。
一社に絞り込んですぐに依頼するのではなく、複数社で相見積もりをとって比較しながら選んでいきましょう。
リフォームをする際は周囲に気を配って行うことも大切なので、施工実績が多く、評判の良い業者を選ぶことも大切です。
予算面・施工実績・評判を総合的に考慮して業者を選んでいきましょう。
カバー工法とは、古い外壁の上に新しい外壁を取り付けて塗装する施工方法
以上、外壁塗装におけるカバー工法の概要と、依頼時の注意点を解説しました。
カバー工法の特徴がご理解いただけたでしょうか?
カバー工法は古い外壁の上に新しい外壁を重ねて塗装を行うため、外壁が綺麗になるだけでなく劣化した部分の補強もまとめて行うことができます。
しかし、それだけ外壁の重量が加わってしまうということですので、古い建物の場合は耐震面の調査などが必要です。
ホームEMEAO!では、カバー工法の施工に強みのある外壁塗装業者を紹介しております。
カバー工法での外壁塗装をお考えの際は、ぜひご相談ください。