今回は、外壁塗装に使われる「アクリル系塗料」と「ウレタン系塗料」2種類をれぞれの長所と短所を解説します。
建物に最適な塗料を選択したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
外壁塗装に使われる塗料の2つの種類
外壁逃走に使われる塗料は、「アクリル」と「ウレタン」の2種類に分けられます。
ここからは、それぞれの塗料の特性をくわしくご紹介します。
種類①アクリル系塗料
まずご紹介するのは、アクリル樹脂を主成分としたアクリル系塗料です。
アクリル塗料には以下のような長所があります。
- コストがリーズナブル
- カラーバリエーションが豊富
- 重ね塗りがしやすい
- 光沢がある
- 発色しやすい
外壁塗装に使われる塗料の中で最もコストが安く、歴史のある塗料で古くから使われているため様々なメーカーから豊富なカラーバリエーションの塗料が販売されています。
また、アクリル系塗料の多くは1液型となっているため、非常に軽量で付着力が高いため重ね塗りがしやすく、比較的簡単に扱うことが可能です。
さらに、光沢があり発色もしやすく、鮮やかな色合いの仕上がりになるといった特徴も持っています。
このような特徴があるため、アクリル系塗料はプロだけでなく素人のDIYでも広く使用されています。
一方で、アクリル系塗料には以下のような短所もあります。
- 耐久年数が短い
- ひび割れが生じやすい
アクリル系塗料は紫外線に弱いため耐用年数が3〜8年ほどしかありません。
加えて、塗膜が固いという特徴があるため、ひび割れが生じやすいというデメリットもあります。
そのため、外壁塗装にアクリル系塗料を使用した場合はこまめなメンテナンスが必要です。
アクリル系塗料は一昔前までは外壁塗装に積極的に使われていた塗料ですが、耐用年数が短いことや他の種類の塗料が低価格化したといった理由から、近年では外壁塗装に使われることは少なくなりました。
しかし、とにかく外壁塗装にかかる費用を安く済ませたい場合や、こまめに塗り替えて気分を入れ替えたいという場合には適した塗料となります。
アクリル塗料について詳しくは、外壁塗装のアクリル塗料の特徴・平米単価と向いているケースをチェックしてみてください。
種類②ウレタン系塗料
次にご紹介するのは、ウレタン樹脂を主成分としたウレタン系塗料です。
ウレタン塗料には以下のような長所があります。
- ひび割れが起こりにくい
- ツヤが出やすい
- 光沢が出やすい
- 価格が比較的リーズナブル
- 耐久年数が長め
ウレタン系塗料は非常に柔らかく密着性に優れるため、ひび割れや剥がれが起こりにくく、複雑な形状でも容易に塗装することが可能です。
ツヤや光沢が出やすい塗料なので、高級感がある仕上がりになるという特徴もあります。
また、アクリル系塗料と比べると価格は高くなる傾向があるものの、その他の種類の塗料と比べると安価で、耐用年数も5〜10年ほどあるので、トータル的に見てバランスが取れた塗料です。
一方で、ウレタン系塗料には以下のような短所もあります。
- シリコン塗料よりは汚れやすい
- シリコン塗料よりは耐用年数が短い
- 経年劣化によって光沢が失われてしまう
- 紫外線によって黄色く変色する
現在最も普及しているシリコン塗料と比べると、汚れやすく耐用年数も短いというデメリットがあります。
シリコン塗料と比べると経年劣化によって光沢が失われやすいのもデメリットです。
また、ウレタン系塗料は紫外線にさらされると黄色く変色してしまうことがあります。
これは、ウレタン系塗料に含まれているイソシアネートという成分が原因と言われていますが、近年は紫外線にさらされても変色しにくい製品も登場しています。
ウレタン系塗料には以上のような特徴があるため、高級感のある仕上がりにしたい場合や、塗装の剥がれが気になる部分がある場合などに適しています。
ウレタン塗料について詳しくは、外壁塗装のウレタン塗料の特徴・平米単価と向いているケースをチェックしてみてください。
外壁塗装の塗料は、発色がいいアクリル系とツヤのあるウレタン系に分けられる
以上、外壁塗装に使われる2種類の塗料「アクリル系」と「ウレタン系」それぞれの特徴をご紹介しました。
アクリル系は安価で発色がよく、ウレタン系は高価でツヤが出やすいという特徴があります。
外壁塗装を依頼する際には、塗料の種類による特徴を把握して、どの塗料がいいかを選ぶようにしましょう。
「塗料の種類については分かったが、どちらがいいか選べない」
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