本記事では、外壁・屋根の塗装工事と防水工事の概要と違いについて解説します。
塗装工事と防水工事どちらを依頼すればいいのか、どちらも依頼する必要があるのかわからない、という方は最後までご覧ください。
外壁塗装工事とは
外壁塗装工事とは、家の定期修理の一環として外壁に塗料を塗る工事です。
屋根や家の外壁部、ドアや窓枠などが外壁塗装工事の対象となります。
外壁塗装工事が行われる目的は以下の3つです。
- 家の美観維持
- 低下した外壁の強度を回復させる
- 防水性を回復させ家の寿命をのばす
3つの目的のうち、「家の美観維持」が外壁塗装工事の主な目的といえます。
外壁塗装の概要と行う目的に関して、より詳しく知りたいという事業者様・管理者様はぜひ以下の記事も併せてご覧ください。
防水工事とは
防水工事は建物の内部に水が染み込むのを防ぐ処理を意味します。
建物の経年劣化などによるひび割れ箇所から雨水の侵入を防ぎ、建物の耐久性を向上させることが可能です。
防水工事は鉄筋コンクリート建造物だけではなく、一般の住宅の外壁や屋根、ベランダにも施工されます。
建物は年月が経つと劣化が進み、水漏れが発生する恐れが出てきます。
防水機能が低下してしまうと、雨水が建物内部に浸入し、カビが発生したり木材が腐ってしまいます。
また、シロアリも繁殖しやすくなるため、最悪の場合建て直しになるケースも。
シロアリ被害の予防に関しては、「シロアリ被害における予防術3選!」でも解説しています。
しかし、外壁のひび割れなどは一般の人でも目視できますが、壁の内部に隠された劣化はなかなか気づけません。
建物の寿命を長くするためには、プロによる定期的な建物診断を受けて、適切な防水工事を行なってもらうことが必要です。
防水工事の3つの種類
防水工事にはいくつかの種類があります。
- 屋上ウレタン防水
- アスファルトシート防水
- バルコニーウレタン防水
屋上ウレタン防水は、機械化スプレー方式のウレタン防水工法です。
アスファルトシート防水は熱で防水シートを溶着させる防水工法で、新築時に多く使用されています。
バルコニーウレタン防水は液状のウレタン樹脂を塗ることで、塗膜による防水層を作る工法です。
また、つなぎ目のない防水層が特徴なため、複雑な形状にも対応可能です。
塗装工事と防水工事の違い
外壁塗装工事も防水工事も同じようなものだと思われる方も多いかもしれません。
確かにどちらも塗る作業なのは同じですが、それぞれ目的が異なます。
外壁塗装工事は建物の美観を保持することが主な目的で、防水工事は建物を水から保護することが唯一の目的です。
外壁塗装工事は美観自自が主要な目的で、防水は主な目的ではありません。
最近では防水効果が高い塗料も開発されていますが、外壁塗装工事だけでは完全に水の浸入を防ぐことはできません。
一方、防水工事はその名前の通り建物を水から保護することに特化した工事です。
そのため防水効果が高く、建物の耐久性向上につながります。
外壁塗装は美観維持が最大の目的、防水工事は防水のみに特化という違いがある
本記事では、外壁・屋根の塗装工事と防水工事それぞれの概要、2つの工事の違いについて解説してきました。
塗装工事と防水工事は似ているように思えるかもしれませんが、塗装工事はあくまで美観維持が最大の目的の工事で、防水工事は防水に特化した工事という違いがあります。
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