本記事では、外壁塗装で使われる塗料の中でコストパフォーマンスが良いと人気が高いシリコン塗料の特徴を徹底解説します。
強み弱みから他の塗料と比較してどんな魅力があるのか、どんな人におすすめの塗料かまで解説。
また、コスパが良いといわれるシリコン塗料での外壁塗装にかかる費用をさらに抑えるコツも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
シリコン塗料の6つの強み
シリコン塗料が人気な理由は、以下の6つの強みを持っているからです。
シリコン塗料の強み①耐用年数が長い
シリコン塗料は耐用年数が10~15年と長めです。
その理由は、高耐熱性や耐水性が高く、紫外線にも強い性質を持っているから。
外壁塗装に非常に向いている塗料といえます。
シリコン塗料の強み②単価が安め
シリコン塗料は、平米あたりの価格相場は、1,800~3,500円(3回塗りの場合)ほどとリーズナブルな塗料です。
一般的な戸建て住宅の平均112㎡で換算した場合は、20.1万円~39.2万円です。
※塗料以外の材料費、人件費、足場代などの工事費を含まない費用
シリコン塗料の強み③汚れをはじく
シリコン塗料は撥水性が高いため、雨や埃といった汚れをはじいてくれます。
そのため、あまりメンテナンスしなくても、外壁を綺麗なままに保つことが可能です。
シリコン塗料の強み④ツヤがある
シリコン塗料は見た目は光沢保持率が高く、ツヤのある仕上がりを保ちやすいというメリットもあります。
光沢保持率とは、塗装をしたときのツヤをどれだけの期間保つことができるかという割合です。
シリコン塗料の光沢保持率が高い理由は、紫外線に強く耐水性も高いため、劣化しにくいからです。
シリコン塗料の強み⑤バリエーションが豊富
シリコン塗料は、他の塗料に比べて製品のバリエーションが豊富な点も強みです。
カラーや質感、機能性などが異なる多くの製品から、イメージや環境に最適な塗料を選択できます。
シリコン塗料の強み⑥実績が多く失敗しにくい
以上のような特徴からシリコン塗料は人気が高く、多くの外壁塗装業者が利用している定番の塗料です。
そのため、どの外壁塗装業者でも実績が多く失敗が起こりにくいという強みもあります。
実績が多いと塗料業者が扱いになれており、さらに塗装時だけではなく実際に時間が経過した様子を見る機会も多く質が保証されているからです。
シリコン塗料の2つの弱点
強みの多いシリコン塗料ですが、2つほど弱点もあります。
シリコン塗料の弱点①揺れによるひび割れが起きやすい
シリコン塗料は、建物の揺れでひび割れが起きやすい性質があります。
横に伸びる力が弱く塗膜が固くなる性質を持っているからです。
そのため、線路や高速道路が近かったり地盤が弱いという理由で揺れやすい建物には向いていません。
シリコン塗料の弱点②密着しにくい
シリコン塗料の汚れをはじく性質は強みでもありますが、重ね塗りする際に密着しにくいという弱みにもなります。
ただし、相性のよい下地剤を選択し、正しい手順で塗装を行えばこの弱みを克服できます。
シリコン塗料の上から重ね塗りする場合は、技術のある塗装業者を選びましょう。
シリコン塗料は他の8種類と比較してどこが魅力的?
ではシリコン素材と他の塗料ではどんな違いがあるでしょうか?
以下はシリコン塗料も含めた9種類の塗料の特徴をまとめた表です。
この表から分かるように、シリコン塗料はほかの塗料に比べ単価が安めで耐用年数が長く質も高いコストパフォーマンスに優れている点が魅力的な塗料です。
塗料の種類 | 費用相場(㎡) | 耐用年数 | メリット | デメリット |
アクリル | 1,200~1,800円 | 3~8年 | 安くてカラーバリエーションが豊富 | 劣化しやすく頻繁な塗り替えが必要 |
ウレタン | 1,500~2,000円 | 5~10年 | ツヤがあり、ひび割れしにくい | 変色しやすく防汚性が低い |
シリコン | 1,800~3,500円 | 10~15年 | 実績が豊富で、質・コスト・耐用年数のバランスが良い | 塗膜が固いので、地震でひび割れやすい |
フッ素 | 3,500~4,500円 | 12~20年 | 耐久性が高く、高級感がある | 価格が高め |
ラジカル | 2,000~3,700円 | 15年? | 長期的に塗膜の劣化を防げる | 濃い色にしにくく、新しい塗料のため耐用年数が不明瞭 |
セラミック | 3,500~6,500円 | 10〜20年 | デザイン性が高く汚れにくい | ベースによって耐用年数が左右される |
光触媒 | 4,500~7,000円 | 15~20年 | 紫外線によるセルフクリーニング効果あり | 日当たりが悪いと長所を発揮できない |
無機 | 5,500~7,000円 | 10~25年 | 対候性に優れ、汚れにくい | 扱いが難しく、再塗装はしにくい |
ナノテク | 3,000~6,000円 | 10~15年 | 環境にやさしく、防汚性と速乾性が高い | 新しい塗料のため取扱業者が少なく、性能が未知数 |
※塗料以外の材料費、人件費、足場代などの工事費を含まない費用
こんな場合はシリコン塗料の使用がおすすめ
ここまで紹介してきた特徴から、以下のような場合はシリコン塗料の使用をおすすめします。
- コストと耐用年数のバランスを重視したい
- メンテナンスの手間をかけずに綺麗な外観を保ちたい
- 新しい塗料は実績が少なくて不安を感じる
- 建物が揺れていると感じることはほとんどない
まとめ:シリコン塗料は質とコストのバランスが良さが人気
以上、外壁塗装でよく使われるシリコン塗料の特徴を紹介しました。
シリコン塗料が人気な理由は、他の塗料と比べて金額・質・耐用年数のバランス取れている、コストパフォーマンスに優れた塗料だからです。
また、人気だからこそ実績・実例が多く、失敗しにくいメリットもあります。
Tips:外壁塗装の費用をより抑えるには?
紹介してきた通り、シリコン塗料はコストパフォーマンスのよい塗料です。
しかし、外壁塗装にかかるコストは、塗料の料金だけではありません。
塗料も含む材料費と人件費、足場代、その他費用がかかります。
外壁塗装にかかる総額費用の相場は、二階建て30坪の建物で塗装面120㎡の場合60万~100万円程度です。
ここからは、総額費用を抑えるポイントを紹介します。
ポイント①早めに予約する
外壁塗装にかかる費用を抑えるためには、まず早めに予約して値引き交渉する余地を作るようにしましょう。
業者の都合に合わせたスケジュールを組むことで、割引してくれるケースがあります。
余裕をもったスケジュールで業者と交渉することで、自身の予定も合わせやすく、スムーズに費用の相談ができます。
ポイント②閑散期に依頼する
外壁塗装にかかる費用をおさえるポイントとして、繁忙期の春と秋を避けて、閑散期の夏や冬に依頼することもあげられます。
春と秋は空気が乾燥していて塗装が乾きやすいため、予約が集中して値段が上がる傾向があります。
一方、夏や冬は塗装が乾きにくく工期が長引く可能性がありますが、優良な外壁塗装業者であっても予約が少なく、値引きに応えてくれる可能性があります。
ポイント③複数の外壁塗装業者に見積もりを取る
外壁塗装にかかる費用を抑えたいのであれば、複数の外壁塗装業者に見積もり依頼をして比較検討することも重要です。
より多くの業者に見積もりを取るほど、よりリーズナブルな価格を提示してくれる業者に出会いやすくなります。
また、業者に相見積もりを取っていると伝えることで、値引きをしたりより良い条件を提示してくれるケースも。
ただし、相場よりも安すぎる価格を提示する業者は、手抜き工事をしたり後から追加料金を請求する悪徳業者の可能性もあるので気を付けましょう。
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