この記事では、屋根に使われる主要な屋根材の特徴を解説します。
屋根を張り替える際にどの屋根材を選ぶが迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
屋根に使われる屋根材の種類と特徴
屋根に使われる主要な屋根材の種類は、以下の6種類です。
- 日本瓦
- スレート屋根
- セメント瓦
- ガルバリウム鋼板
- 銅板
- アスファルトシングル
ここからは、6種類の屋根材それぞれの特徴を説明します。
種類①日本瓦
日本瓦は、国内の粘土を焼いて作った屋根材です。
耐久性が高く、再塗装などのメンテナンスの必要がないのが特徴となっています。
日本瓦の中は焼き方によって大きく2つのタイプに分けられ、そのまま焼く素焼き瓦と、瓦の上に釉薬を塗った上で焼く釉薬瓦があります。
形状も様々で、昔ながらの波を打った和形・J型が、モダンな平形・F形や、北欧風のスパニッシュ瓦・S形などがあります。
種類②スレート屋根
スレート屋根は、セメントの中に繊維質を混ぜて作った厚さ5mm程度の板状の屋根材です。
「カラーベスト」や「コロニアル」と呼ばれることもあります。
軽くて施工しやすく、価格も安いのが特徴です。
スレート屋根の中でも、粘板岩を素材としたものは天然スレートと呼ばれます。
天然スレートは希少性が高く独特な模様が美しいですが、高価で重量が重く割れやすい弱点もあります。
種類③セメント瓦
セメント瓦は、川砂が主な原料として作られた屋根材のことです。
価格が安く耐久性が高い特徴があります。
また、形状も多様です。
ただし、表面塗装のメンテナンスが必要なので、最近はあまり使われなくなっています。
種類④ガルバリウム鋼板
最近人気があるのがガルバリウム鋼板という金属素材を使用した屋根材です。
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛、シリコンをメッキ加工して作られています。
ガルバリウム鋼板は軽量かつ安価で、耐震性や防水性も高い特徴があります。
コストパフォーマンスが良いので、金属素材の屋根材の中でも人気な種類です。
ただし、防音性が弱く、再塗装が必要な弱点もあります。
種類⑤銅板
銅板とは、銅製の板を屋根に張り付けた屋根材です。
耐久性が60年以上と屋根材の中では長いという特徴があります。
再塗装が不要で軽量、そして耐震性が高い点も強みです。
以上のような強みがあるため、よくお寺などの特殊建築で利用されます。
ただし、施工できる専門業者が少なく大変高価です。
種類⑥アスファルトシングル
アスファルトシングルは、ガラス繊維にアスファルトを混ぜ、その上から石を吹き付けた薄いシート状の屋根材です。
他の金属素材のものと同様に軽量で耐震性が高く、錆びて劣化したり割れたりもしません。
さらに、デザイン性が高く独特な雰囲気があるため人気です。
その反面、台風などで飛んでしまいやすかったり、表面にコケやカビが生えてしまいやすい、施工業者が少ないなどデメリットもあります。
屋根に使われる屋根材は、種類によって耐久性やデザイン性などに違いがある
以上、屋根に使われる主要な屋根材を紹介してきました。
屋根材で代表的なものは「日本瓦」「スレート屋根」「セメント瓦」「ガルバリウム鋼板」「銅板」「アスファルトシングル」の6種類あり、それぞれ耐久性やデザイン性、価格などに違いがあります。
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