ご自身が元気なうちに私物の整理を行う“生前整理”ですが、具体的にはいつ始めればよいのでしょうか?
今回は、生前整理を始めるのに最適な時期を、2つの例をもとに紹介します。
生前整理のご実施をお考えの方は、ぜひご一読ください。
生前整理に最適な時期の2つの例
生前整理を始めるべき時期は人によってさまざまですが、ここでは2つの例を紹介します。
生前整理を始める時期①子供が家を出た後
一般的には生前整理を始めるタイミングの一つとして、進学や就職・結婚などで子供が家を出た後に行なうことが多いようです。
なぜ、この時期なのかと言うと、大切に育ててきた我が子が新しい人生を歩み始める瞬間だからといえるでしょう。
親としての務めを全うできたことで、自分自身に目を向け、ようやく今後のことに対して深く考える時間を持てると実感できるのではないでしょうか。
そして、自分が亡くなったときのことを考えると、後に残された遺族が遺品整理を行なうことは非常に負担が大きいできごとであることも理由の一つでしょう。
新しく人生を歩もうと考えている子供の負担を少しでも軽減させるためにも、生きているうちに自分ができることは自分で行ない、しっかりと生前整理をしておくことで家族への負担を減らせます。
生前整理を始める時期②70歳を迎えたとき
厚生労働省が発表している政府の統計資料によると、2016年までの日本人の健康寿命は男性が約72歳、女性が約74歳であることが分かっています。
健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を指します。
参照:厚生労働省“健康寿命のあり方に関する有識者研究会報告書”
このデータを元に日本人の健康寿命を考えてみると大体70歳前後ということになります。
70歳を迎えると健康に関する問題も抱えがちになり、自分の意思だけでは自由に身体を動かすことができなくなってしまうことも十分に考えられます。
したがって、70歳になったタイミングで生前整理を行うのもひとつの目安といえるでしょう。
生前整理は子育てがひと段落した時期や70歳を迎えたときを目安に
今回は、生前整理を始めるべき時期について2つの例を紹介しました。
生前整理をご検討されるための参考となりましたでしょうか?
就職や結婚などで子供が親元を離れた際は、ご自身について向き合える余裕ができるため生前整理に着手されるのにおすすめの時期です。
また、今後の万が一の健康問題も考えて、70歳になられたタイミングで生前整理を始められるのもよいでしょう。
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